ミューレ(ルネ・ミューレ)
●ミューレの栽培・収穫について葡萄が最も優れたテロワールを表現するのは地中の最も深いところであるとの考えから1haあたり10,000本という高い植密度で葡萄を植樹しています。除草剤の使用をやめ有機栽培を行うなどブドウ樹の根を地中に誘導し生きた土壌を造るための畑仕事に主眼を置いています。仕立てはギヨー・サンプルもしくはドゥーブル。収穫は手摘みで行い、収穫量は25〜45hl/ha程度と非常に低く抑えます(アルザスの特級の最大収穫量は70hlまで許可されています)。また20kgの小さな箱で醸造所まで運ばれます。
●ワイン造り発酵は低温でゆっくりと行います。天然酵母によりゆっくりとやさしくワインは醸されます。発酵後は澱と長期間、接触させる(シュール・リー)ことによりテロワールに由来するきわだつアロマを生み出します。出来る限りの最高の品質を保つために、熟成後にごく軽くフィルター濾過を行います。
●哲学(2010年3月 Thomas Mureにインタビュー) 『私たちは1ヘクタールあたり約10,000本という植密度で葡萄を植えています。現在のアルザスでは1ヘクタールあたり4,000本程度の植密度が一般的です。しかし150年前のアルザスではどの畑も私たちのような植密度の高さだったようです。植密度が下がった一番の大きな理由は大戦後のことだと思います。株を均等に植えてコントロールするキャノピーマネージメントの浸透によりトラクターでの土壌の耕作が主流となりました。トラクターを畑に入れるには植密度を下げなくてはなりません。現在私たちのクロ・サン・ランドランの畑は、畝と畝の幅が約1.3メートル。そして80センチ間隔で葡萄樹が植えられています。植密度があがれば表土では葡萄樹同士の生存競争が起こり葡萄は深く根を下ろします。
クロ・サン・ランドランの畑は日照が強く、非常に石灰質が強い土壌です。葡萄が根を深く張ることにより地上での日照が強くても水分不足になることはなく葡萄が健全に成熟してくれるのです。真の意味でのテロワールを表現することが出来るのです。私たちはこの10年間ビオディナミ栽培を選択しています。これも健全な土壌を造り葡萄樹の根を地中深く下ろすためです。そして収穫量を低く抑えることで葡萄は健全に成熟しテロワールの個性を反映してくれるのです。』
●畑の構成 赤ワイン用:6ha(その内自社畑が4ha) ピノ・ノワール100% 白ワイン用:45ha(その自社畑が22ha) ピノ・ブラン28%、ゲヴェルツトラミネール26%、リースリング25%、 ピノ・グリ12%、シルヴァーナ8%、ミュスカ1% 自社畑の合計は26ha。特級はVorbourgに19ha(その内 12haが Clos st Landelin)とZinnkoepfle 0.5ha。 特級以外の畑が6.5ha。自社畑は全てAB又はデメテール認証。2018年にBiodyvinへ加盟。
以上輸入元資料より抜粋
ミューレ ピノ・グリ ピエール・セシェ[2019] キュヴェ名の「ピエール・セシェ」は「乾いた石」を意味する言葉。ルファックのテロワールはヴォージュ山脈に連なっていて、葡萄の樹を育てるために先人達はこの「乾いた石」で壁を造りテラス状に開墾していき、粘土と石灰の土壌が葡萄にとって理想的な排水性をもたらしました。溌溂としてドライなこのピノ・グリは正に美食のためのワインで、醤油やアジアの魚醤、白身の肉料理等と相性が良いです。 750ml |
---|
■ 生産地:フランス・アルザス地方
■ 味のタイプ : 白・やや辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・グリ100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :
ミューレ リースリング コート・ド・ルファック ナチュール [2020] 酸化防止剤無添加で造られたリースリング。揮発酸や腐敗といったネガティヴ要素は皆無で、恐ろしく生命力に溢れたエキス。日照に恵まれたルファックならではのリースリングのポテンシャルの高さを見せつけ、目的よりも手段が先行する意味でのサン・スフルとは大きく一線を画す完成度の高さ。白や黄色の果実を思わせる香り、口中ではフレッシュな桃やリンゴを感じ、上質な酸と柑橘系の苦味が引き締めます。尚、2021年は収量減の為、生産しないそうです。 750ml 税込3685円 |
---|
■ 生産地:フランス・アルザス地方
■ 味のタイプ : 白・辛口
■ アルコール度:13%
■ ブドウ品種 :リースリング100%
■ 平均樹齢 :40年
■ 平均年間生産量 :
ミューレ ゲヴュルツトラミネール マセラシオン[2020] こちらは地元コート・ド・ルファック地区の生産者と提携し造るネゴシアンもの。樹齢40年のゲヴュルツトラミネールを10日間果皮浸漬し、ゆっくりと発酵させた後シュール・リーにて熟成。マセラシオンのワインとしては色は淡く、品種由来のライチの香りが特徴的。そこにカルダモンシード、フェンネルがゆるやかに絡み、味わいは想像以上にドライで、上澄みのような高い純度の果実とスパイスが何層にも重なるようなバランスの良いワインです。 750ml |
---|
■ 生産地:フランス・アルザス地方
■ 味のタイプ : 白(オレンジ)・やや辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ゲヴェルツトラミネール100%
■ 平均樹齢 :40年
■ 平均年間生産量 :
ミューレ アルザス アッサンブラージュ[2020] こちらは地元コート・ド・ルファック地区の生産者と提携し造るネゴシアンもの。元のキュヴェ名は「Signature(署名)」で、名前の通り「ルネ・ミューレ」のお墨付きワインとしてコート・ド・ルファック地区のテロワールを素直に反映させたワインです。それぞれの葡萄品種から成るバランスが良く、フレッシュでエレガント、柑橘類とフレッシュな果実の香りが感じられる飲み心地の良いワインです。 1000ml 税込2398円 |
---|
■ 生産地:フランス・アルザス地方
■ 味のタイプ : 白・辛口
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ブラン、シルヴァネール、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール
■ 平均樹齢 :50年
■ 平均年間生産量 :
ミューレ クレマン・ダルザス キュヴェ・プレステージ BIO[NV] これまでも高い品質が評価されてきた「キュヴェ・プレステージ」は、全ての葡萄がビオロジック栽培(ユーロリーフ認証)の区画から使用されるようになりました。最終的なブレンドの工程でソレラの原理で古いヴィンテージの原酒を加えますが、このリザーヴワインは澱と共に熟成させていて、それがワインに優雅さと並外れた複雑さを与えてくれます。デゴルジュマン後ワインを落ち着かせるため数カ月寝かせますが、バックラベルにはデゴルジュマンの日付が記載されているので、お好みの状態で楽しむことができます。デゴルジュマンから1年程度で果実の個性が際立ち、品種を越えた最適に調和した状態となります。 750ml |
---|
■ 生産地:フランス・アルザス地方
■ 味のタイプ : 白・辛口
■ アルコール度:12,5%
■ ブドウ品種 :ピ・ブラン&ピノ・オーセロワ50%、ピノ・グリ20%、リースリング20%、シャルドネ5%、ピノ・ノワール5%
■ 平均樹齢 :25年
■ 平均年間生産量 :
ミューレ ゲヴュルツトラミネール オルシデ・ソヴァージュ[2018] こちらは地元コート・ド・ルファック地区の生産者と提携し造るネゴシアンもの。このエリアを特徴づけているのは、石灰質の泥土であり、地中海性の微気候であり、特別な植物生態系で、中でも象徴的な植物である「野生の蘭(オルシデ・ソヴァージュ)」からワインの名前が付けられました。ブドウは日照に恵まれて良く熟し、夜間はグラン・バロンとプティバロンの山から吹き降ろす風によってリフレッシュされ、テロワールとゲヴュルツトラミネールという品種の個性を素直に反映させたワインに仕上がっています。 750ml |
---|
■ 生産地:フランス・アルザス地方
■ 味のタイプ : 白・辛口
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ゲヴェルツトラミネール100%
■ 平均樹齢 :35年
■ 平均年間生産量 :
ルネ・ミューレ アルザス・リースリング[2006] 750ml |
---|
■ 生産地:フランス・アルザス地方
■ 味のタイプ : 白・辛口
■ アルコール度:12%
■ ブドウ品種 :リースリング100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :